地方や都道府県の名物料理・グルメ・お土産のまとめサイト

各都道府県の名物料理からお土産までご当地食べ物を特集!

【関東地方・群馬県の特産品】焼きまんじゅう

意外なルーツ
 群馬県の郷土料理といえば、今でも祭りの屋台や夜店などで
見かける焼きまんじゅうが実は発祥の地なんですよね。

 シンプルな食べ物なだけあって、その歴史は古く今から150年ほど前の
幕末ごろに(黒船来航(1853年)から戊辰戦争(1869年)までの時代のこと)
前橋に登場したのがはじまりとされています。

 商売のために開発された商品というわけではなく自然発生的に
生まれたもので定かではありませんが、そもそも群馬県では二毛作による
冬季の麦作が盛んでまんじゅう類などの小麦粉食品が好まれていた背景が
あったためこのような郷土料理へと成長したという説があって
焼きまんじゅうは今でも群馬県民のソウルフードとも言われます。


幕末頃の江戸
幕末頃の写真

焼きまんじゅう
焼きまんじゅう


グルメとしての焼きまんじゅう
 そんな群馬県の焼きまんじゅうは、伊勢崎市で毎年1月11日に
行われる「焼き饅祭」が正月の風物詩で、群馬県の焼きまんじゅう
文化を知ることができます。
 伊勢崎のミスコンで選ばれたミスひまわりが焼く8個で600人前という
ボリュームの巨大な串焼きまんじゅう
は味噌だれの独特の香ばしい香りで
食欲をそそり、熱々のまんじゅうにかぶりつくと甘辛い味が口いっぱいに
広がります。


上州・焼きまん祭り
上州・焼きまん祭り

巫女


おみやげとしての焼きまんじゅう
 焼きまんじゅうは、蒸して作ったまんじゅうを火にかけたものなので
焼きたての温かいうちはふんわりして食べやすいものの、冷めるととたんに
噛みちぎれないほど固くなるという性質があります。
 そのため、お土産用のものも焼く前のまんじゅうにタレが添えられた
形で販売されていたりするので、焼きたてのものをお土産にするような
真似はやめましょう。



おみやげ用焼きまんじゅう
おみやげ用焼きまんじゅう